無銭飲食をやる人は入店前からお金を持っていないのを自覚している


会員制を採用している漫画喫茶やネットカフェならば、食い逃げをされることはないと思います。
今まで無銭飲食を何度かやられたことで、お客を信用する事が難しくなりました。
毎日来ている常連のお客であれば、信用しても大丈夫だと考えますが、顔を覚えることが出来ない程度の頻度で来店していたり、初めて来たお客を信用することはできません。


無銭飲食の状況は大きく2つあり、いつの間にかいなくなっているパターンと、レジでの会計時にお金が足りないので車(自宅)に取りに行くといって戻ってこないパターンとがあります。
無銭飲食はやる人間に問題があるとは思いますが、やられる店側にも問題はあります。
いつの間にかいなくなっている場合は、店内の巡回をしていなかったり、お客の出入りに無頓着であるからです。


大抵の店では、未会計のまま店外へ出ることを禁止していると思います。
それでも、お客は勝手に出て行くものです。
ほとんどのお客は車に携帯などの忘れ物を取りに行くだけですが、毎回無銭飲食だと思って引き止めるのは効率が悪いです。
本当は呼び止めなければなりませんが、入り口を常に監視しているわけにもいかないのが現実です。


勝手にいなくなるパターンは従業員の努力で無くすことができます。
しかし、もう1つのパターンは結構厄介です。
なぜかというと、本当にお金を持って来る意思があるお客と、無銭飲食してやろうと考えているお客の区別できないからです。


何度か無銭飲食があり、警察を呼んだこともあります。
警察も無銭飲食程度ではやる気がでないようで、かなり適当な扱いでした。
適当といっても、無駄に書類は書かされました。
勤務時間が過ぎても2、3時間拘束されたりしました時は、次の日は休みにしてもらいたかったです。


会計時にお金を持っていないお客がいた場合は、免許証など身分証を見せてもらい、連絡先などを聞くことになります。
免許証などを持っていないときは警察を呼び仲介に立ってもらう事になります。
しかし、免許証のコピーをしてもお金を持ってこない人もいました。
大抵そういうときの連絡先は嘘を言っています。
なぜか無銭飲食をするお客は深夜が多いので、連絡先の確認も本当であってもできません。


一応警察を呼ぶ前にオーナーに相談するのですが、なるべく警察を呼びたくないせいか、毎回無銭飲食だと発覚したり、その直前でしか警察に連絡することがありません。
個人的にはお金を持っていないと言われたら警察を呼びたいのですが、それができません。
警察を呼ぶといっても、逮捕してもらうためではなく、無銭飲食されないための予防措置のためなのです。
ちゃんとお金を持ってきてもらえれば、何の問題もなく終わります。
前科がつくわけでもありません。


あと、無銭飲食は現行犯でないと捕まえられないそうです。
つまり、お客を信用して店外へ出してしまった場合、逃げられたらそれでおしまいだそうです。
防犯カメラの写真を提供しても、無銭飲食の犯人が捕まったことはありません、残念ながら……。