コミックの盗難を防ぐには


店の入り口に2年前から防犯ゲートを設置しました。
それはコミックの盗難対策の為です。


店舗設計は防犯ゲートのことなど関係ないので、設置した場所の近くに本棚や客席があります。
そのためゲートを通ったわけではないのに、センサーが反応して警告音を鳴らすことがありました。
鳴るのはゲートの付近に防犯タグシールを貼ったコミックがある時でした。
防犯ゲートの業者に頼んでなるべく誤作動しないように処理してもらいましたが、それでもたまにですが鳴ってしまいます。


うちの店での誤作動は防犯ゲートの性能ではなく、店側の設置位置の問題なので仕方がありません。
ゲートの近くに防犯タグシールを貼ったコミックがないようにするしかありません。


この防犯ゲートを導入してからコミックの盗難が明らかに減りました。
完全になくなることはありませんでしたが、十分な効果を確認しています。
コミックの盗難が完全になくならない理由は従業員に原因がありました。


1つは防犯ゲートが警告音を鳴らしても確認しない場合があることです。
防犯ゲートは知らせてくれるだけなので、盗難を防ぐのは従業員の仕事です。
警告音が鳴っても無視していれば意味がありません。


もう1つは、従業員が盗んでいる場合です。
これをやられると防犯ゲートの有無は関係ありません。
コミックに限らず、店の備品や食材を盗むことは犯罪なので、辞めてもらいます。


防犯ゲートを導入した時に面倒な作業が1つあります。
それは店にあるコミックに防犯タグシールを貼る事です。
2万冊以上貼る作業は辛いですが、このシールを貼らなければ、防犯ゲートを設置しても意味がないので仕方がありません。
でも、その後は入荷したコミックに貼っていくだけですみます。


防犯ゲートは盗難を防ぐのはもちろん、盗難の抑止効果があるので設置したほうがいいでしょう。