シリーズものコミックを並べる順番にこだわる


漫画には長期連載になると、タイトルを新たに巻数を仕切直して連載を続ける作品があります。
それ以外にも、純粋に過去の作品の続編や、○○編としてシリーズが続く漫画があります。


漫画喫茶で棚に並べるときは、出版社や作者名でまとめてあるので大抵同じ列に並んでいます。
例えば、鉄拳チンミであれば、
鉄拳チンミ」「鉄拳チンミ外伝」「新鉄拳チンミ」「鉄拳チンミLegends」
の順番に並べてあります。


最初は順番通りに並べてあるのですが、お客さんが読み終わり棚に入れるときに順番が狂っている場合があります。
それ自体は従業員が直せばいいので問題ありません。
ただ、従業員が漫画を読まず、そういった知識をもっていないと巻数は揃ってもシリーズの順番が直っていないときがあります。


頭に「新」や「続」が付いただけの作品なら読んだことのない漫画でも順番がわかります。
しかし、「グラップラー刃牙「バキ」範馬刃牙」などのように見ただけでは順番がわからない作品もあります。
グラップラー刃牙外伝」は外伝ですが、実質43巻なので「グラップラー刃牙」42巻と「バキ」1巻の間に並べる必要があります。


私が並べるのに悩むコミックは、「シュート 久保嘉晴の伝説」です。
「シュート」と「シュート 蒼きめぐり逢い」の間に並べていますが、出版された時期で考えれば「シュート」21巻の次に並べたいところです。
一冊だけ大きさが違うので、「シュート 新たなる伝説」の隣に並べられる事がありますが、話の内容から考えれば、「シュート」を読んでいる途中に読むべきコミックです。


そういう意味では、「バキ特別編SAGA」も並べる順番を悩むコミックです。


続編ではないですが、「世紀末リーダー伝たけし」はとある事情*1で急遽連載が終了してしまい、25巻が発売中止になった事がありました。
最終的にはスーパージャンプで続きが連載され、ワイド判として全13巻で完結しました。
そのワイド判の12巻、13巻に本来発売されるはずだった25巻分が含まれています。
ワイド判を全巻購入すればいいのですが、すでに24巻まで揃っているので経費を考えると無駄です。
そこで、未収録分が含まれる12巻と13巻のみ購入してあります。
事情を知らないと、なぜ2冊しかないのか、24巻の隣になぜ置いてあるのか理解できません。


現在刊行が始まったシャーマンキング完全版も書き下ろしがあるようです。
こちらも尻切れトンボで終わってしまった作品なので、書き下ろし部分が収録された巻は購入する必要があります。
しかし判型がA5サイズなので、今シャーマンキングを並べている棚に入りそうにありません。*2


他にも、新潮社のバンチコミックスは続編の作品が多いので、ジャンプコミックスの棚にたくさん並んでいます。
聖闘士星矢も続編がチャンピオンコミックだったりします。


漫画の知識に乏しい従業員が増えると、出版社が違うので正しく並んでいる続編の漫画を別の棚に並べてしまうことがあります。
その都度説明していますが、漫画を読まないと理解されないこだわりのようです。

*1:喧嘩商売などの木多康昭作品でネタにされています……

*2:どうにかしないといけません