雑誌の付録は誰のもの?盗んだら罪になるよね?


漫画喫茶には漫画雑誌に限らず何十種類もの雑誌が置いてあります。
その中には付録や、袋とじのおまけを付けている雑誌があります。


最近の雑誌は付録に関する規制だか法律だかが変わってから、昔では考えられないようなものがおまけで付いてきます。
最近で驚いたのは、少年エースに付いてきたエヴァのTシャツですが、これを着てくれってことでしょうか?


お店では雑誌棚に並べる前に、雑誌本体に直接ついていない付録は絶対に外しておきます。
クリアファイルとか下敷き、フィギュアなどが多いです。
次に、CD、DVDも外します。
これは雑誌にくっつけてある場合が多いですが、丁寧に剥がします。
外す理由のひとつに、邪魔になって雑誌が読みづらいからというのがあります。


それ以外にも、トレカやポストカード、綴じ込みポスターなどが付録としてあります。
これも外すことになっていますが、雑誌の処理をするスタッフによっては外し忘れてしまいます。
すると、外し忘れたそれらが次の日に確実になくなっています。
スタッフが後で外したわけではないので、お客が取っていった訳です。


雑誌はお店の所有物なので、持って帰るのはもちろん、破ったり汚したりしてはいけません。
例外として、袋とじはお客が破って読むことがあります。
お客がカッターやハサミなどの道具を使わずに付録を剥がすと、余計な部分まで破ることがあります。
その為、あらかじめ付録類は出す前に外しているわけです。


トレカやポストカードが欲しい気持ちはわからなくはないですが、欲しかったら雑誌を書店かコンビニで買ってください。
トレカやポストカードなどは、こちらでも外すつもりだったので、無くても雑誌を読むだけなら問題はありません。
お客の中には袋とじまで盗んでいく人もいました。


つい最近ですが、ヤングジャンプに袋とじ漫画がついていました。
アニメにもなったローゼンメイデンの袋とじ漫画のことです。
この袋とじを盗んでいったお客がいました。
この号のヤングジャンプを、その袋とじを読むためだけに手に取った人が確実にいると思います。
表紙や目次に書いてあるのにその部分だけないことを知った時の衝撃は計り知れないでしょう。
その人がどうしても読みたいと思ったら他の店か、ヤングジャンプを買えばいいのですが、お店にとっては大事なお客の信用を失う事になりかねません。


被害金額は300円程度ですが、窃盗は立派な犯罪です。
さすがに袋とじにまで防犯タグシールを貼ることはできません。*1


盗まれたものでいえば、少年エースについていたFate/stay nightの胸像フィギュアを雑誌棚の上に飾って置いたら、無くなっていました。
その後、電撃大王についていた灼眼のシャナのフィギュアを同じように飾った時は、裏に防犯タグシールを貼りました。
おかげで盗まれずに今も飾られています。

*1:貼っても大丈夫な場所がないです。