まんが喫茶になくてはならない雑誌 1


週刊少年誌の4誌が置いてあるのは当たり前ですが、意外と漫画喫茶では必ずと言っていいほど置いてある雑誌があります。
その1つが「週刊漫画ゴラク」です。


週刊漫画ゴラクで長期連載されている漫画は、「ミナミの帝王」「天牌」です。
雑誌を読んだことがなくても、漫画のタイトルは聞いたことがあるかもしれません。
他には「食いしん坊」も連載されています。


去年休刊になった雑誌に、「漫画ゴラクネクスター」がありました。
この雑誌には「白竜」という漫画が連載されていました。
看板漫画というよりも。もはやその漫画の為の雑誌でした。
毎回表紙を飾っていたイメージしかありません。


休刊の原因は雑誌が売れなかったからでしょうが、「白竜」の人気が落ちたわけではないと思います。
その「白竜」は現在「白竜 Legend」として週刊漫画ゴラクで連載されています。
人気がなかったら移籍連載ということにはならないでしょう。


漫画ゴラクを出版している日本文芸社に限ったことではありませんが、連載されている漫画が全てコミックになる訳ではありません。
更に、コミックになったとしても2巻以降が発売されないこともあります。
つまり、日本文芸社のコミックで巻数がたくさん出ている漫画は、それだけで一定の人気がある証明になります。


漫画喫茶で日本文芸社のコミックを捜してみれば、その時期ごとの人気漫画がなんだったのかわかります。
最新が92巻で、ヤング編まで連載されている「ミナミの帝王」がどれだけ人気かは考えるまでもないでしょう。


うちの店でも、「ミナミの帝王」は毎日のように誰かに読まれています。
天牌」「白竜」もよく読まれます。
ただ、雑誌は読まれているのですが、すごい人気という感じはしません。
コミックになってから読んでいる人が多いせいでしょう。
漫画喫茶には基本的に雑誌ではなくコミックを読む為に来るものでしょうから。