テクノブラッドのネットカフェ用オンラインゲームシステムの利点はあるのか?
http://www.technoblood.com/tbpress/solution/provision.php
昨日の日経新聞の日経MJの記事に、テクノブラッドが6月に発売する複合カフェ用のオンラインゲーム導入システムが紹介されていました。
この紹介されていたシステムの実物は見たことはありませんが、おそらく去年導入を検討していたものと同じだと思います。
結局、導入しなかった理由は金額的な事と、従業員の作業が楽になる部分と変化しない部分で、大きなメリットを感じなかった為です。
従業員の作業を楽にするというのは、今まで手作業でやっていたアップデート作業*1を自動化しているからです。
リカバリーソフトと連動させることで自動化を可能にしているみたいです。
このシステムはパソコンを起動したときにゲームのパッチが最新かどうかチェックします。
更新が必要な場合は自動でパッチをダウンロードし、終了すると次に起動するときはパッチが当たった状態になるようにリカバリー設定も更新します。
このパッチ作業中はパソコンを操作することが出来なくなります。
お客がパソコンを使用したいときは中断して解除することもできます。
この点は非常にメリットがありますが、全てのオンラインゲームに適用できる訳ではありません。
テクノブラッドがそのシステムでサポートするオンラインゲームの種類は決められています。
サポートされていないオンラインゲームを導入している場合は、今まで通り手動での更新作業が必要になります。
どんなゲームがサポートの対象外なのかというと、パッチを更新する前にログインする必要があるオンラインゲームです。
例えば、デカロン、モンスターハンターフロンティア、ガマニアが提供しているオンラインゲーム全般です。
作業内容的には、このログインしないといけないゲームの更新作業が自動化されないと、楽になる量にそれほど魅力を感じません。
実際導入すれば、メリットは十分に実感できるでしょうが、導入費用を考えると検討の余地があります。
記事を読む限りでは非常にすばらしいシステムのように感じますが、導入費用について書いていませんし、最新のオンラインゲームまでサポートしているように思えますが、本当に最新のゲームまでサポートしているのであれば、ドルアーガの塔がサポート対象になっていない*2のはなぜなのでしょうか。
どこまでテクノブラッドが本気なのか今の時点ではよくわかりません。
従業員の数を減らしたり、作業の効率化を図っていく上で、今後はこういうシステムが主流になっていくでしょう。*3
そうなると、店舗設備費用が大きくなるので、個人でも少ない費用で開業できるという今までの売りがなくなるでしょうね。
もはや、パソコンを大量に設置しなければお客を呼べなくなった時点で、個人が経営するには初期費用がかかりすぎる業態になっていましたが……。
それでも、リスクを考えると未だにおいしい商売なのでしょうか?