24時間営業のメリット、デメリット


ほとんどの漫画喫茶とネットカフェは24時間営業で年中無休です。
改装工事や店内清掃による臨時休業はあるでしょうが、基本的に休んでいる日はありません。
これは、どの時間にもお客が来るからなのでしょうか?


昔は24時間営業ではありませんでした。
その名残は、古くからある漫画喫茶などにみられます。
基本的に早朝から夜まで、普通の喫茶店とそれほど変わらない営業時間です。
おそらく、他店との差別化をはかる目的で営業時間を延ばした結果、24時間営業に至ったのでしょう。


24時間営業にしたおかげで長時間滞在するお客が増えたり、いつでもやっている安心感を与え、リピーターを増やすことができたと思います。
しかし、昼や夜に比べると深夜から明け方のお客の数は決して多くありません。
深夜の時間帯の売り上げは、人件費を稼げるかどうかといえる程度でしょう。
それでも24時間営業を続けている理由は、現在では漫画喫茶やネットカフェが24時間営業であることが当たり前になっているからではないでしょうか。


24時間営業というものは利用する側にしてみれば、気が向いて行こうと思ったときにいつでも行くことができます。
メリットはあってもデメリットはありません。
店側にもメリットがあるでしょうが、デメリットはそれなりにあります。


デメリットといっても、ちょっとした事なので、1つだけをみるとそんなに大したことではありません。
一番わかりやすいことは、店全体の掃除を営業中にやる必要がでてくる事です。
普通の飲食店であれば、営業開始前や閉店後に掃除をすれば問題ありません。
食材の仕込みもお客のこと気にせずやることができます。
24時間営業だと、どんな掃除であっても営業中にやることになり、食材の仕込みもオーダーが少ない時間にやらなければなりません。


掃除の中でも、ドリンクマシンのメンテナンスは毎日やらなくてななりません。
メーカーの清掃マニュアルには営業終了後と書いてあっても、営業終了後が存在しないので営業中の暇な時間帯にやることになります。
店内のエアコンや空気清浄機などのフィルター清掃も、一度にできないので少しずつやります。
お客のいない営業終了後にやればすぐに終わりそうな作業も、営業中にやると時間がかかるものです。